リゾートしらかみ

ウミネコ見学を楽しめるJR八戸線「リゾートうみねこ」を筆頭に、海岸線の景色を楽しめるリゾート列車を多数持つ東北地方。

もちろん緑豊かな山間を走る列車や温泉地を経由する路線もあり、SLやお座敷トロッコ列車も有しています。

今回は東北の観光列車を紹介していきます。

東北エリアの観光列車

外観だけでなく内装やサービスにも特徴のある観光列車を紹介していきます。

01.ストーブ列車(青森県 津軽鉄道)

ストーブ列車出典 http://tsutetsu.com/

昭和5年の開業から始まった冬の風物詩「ストーブ列車」も、今は4代目の客車が活躍。

客車に置かれた暖房用のダルマストーブは、スルメを購入して焼くこともできるのがひとつの売り。

地吹雪も起こる冬の車窓を楽しみながら温まるストーブ列車は冬場限定。夏場は「風鈴列車」、秋には「鈴虫列車」が運行されます。

津軽鉄道 ストーブ列車
【区間】 津軽五所川原駅-津軽中里駅 片道20.7km
【時間】 片道 38分
【料金】 大人 乗車券最大850円+指定席400円
【運行日】 12~3月 基本毎日 1日2~3往復

02.リゾートあすなろ 下北号(青森県 青い森鉄道+JR大湊線)

リゾートあすなろ出典 https://www.jreast.co.jp/railway/

2010年12月の東北新幹線新青森駅開業に合わせて登場したリゾート列車。

夏祭りの熱気の赤色、下北半島の菜の花畑の黄色、沿線の森の緑色をグラデーション配色した外観。

客室には観光案内を放映する車内モニターがあり、運転台後部の展望室の大窓から見る景色も魅力。下北ほっかむり行商隊による車内販売の日も。

JR東日本 リゾートあすなろ号
【区間】 八戸駅-大湊駅 片道109.8km
【時間】 片道 1時間40分~1時間56分
【料金】 大人 乗車券最大2,480円+指定席520円
【運行日】 土日祝を中心に不定期 1日1~2往復

03.リゾートあすなろ 竜飛号など(青森県 JR津軽線、他)

リゾートあすなろ出典 https://www.jreast.co.jp/railway/

リゾートあすなろは基本的に八戸駅から下北半島の大湊駅までの区間を走る「下北号」がメインですが、別の区間を走る日もあります。

代表的なのが、新青森から津軽半島の三厩へ向かう「竜飛号」。他にも浅虫温泉を通る「2大半島終着駅号」や岩手県の久慈へ向かう「蕪島・久慈復興応援号」などが走る日もあります。

ちなみに「あすなろ」とは、青森の県木でもある青森ヒバの別名です。

乗っちゃ王国 リゾートあすなろ号
【区間】 新青森駅-三厩駅 など
【時間】 区間により異なる
【料金】 区間により異なる
【運行日】 不定期 1日1~2往復

04.リゾートしらかみ(青森県-秋田県 JR五能線)

リゾートしらかみ写真 五能線と奥羽本線の乗り換え駅「東能代駅」の「青池」

世界自然遺産の白神山地の西側、日本海沿いの波打ち際の景色を楽しめる観光列車。

白神山地由来の列車名を冠した3種類の車両。橙色「くまげら」、青色「青池」、そして2016年登場の緑色「ブナ」はハイブリッド新型車両。

車内で津軽三味線の演奏が行われる日もあり、ブナや杉の木材をふんだんに使用した温かみ溢れる内装が魅力。

3号車のORAHO(オラホ)カウンターで沿線の食材も販売されています。

JR東日本 リゾートしらかみ
【区間】 秋田駅-青森駅 片道235.0km
【時間】 片道 4時間42分~5時間17分
【料金】 大人 乗車券最大4,430円+指定席520円
【運行日】 通年 毎日(閑散期は金土日など) 1日最大3往復

05.リゾートうみねこ(青森県-岩手県 JR八戸線)

リゾートうみねこ出典 http://www.jreast.co.jp/railway/

東日本大震災後の2011年4月にデビュー。太平洋から太陽が昇る景色をイメージした外観です。

蕪島を繁殖地とするカモメ「うみねこ」や国立公園「種差海岸」など、三陸の海の景色が魅力。

風景を楽しめるワイドガラスの窓で、1人席は45度回転シートで窓向きにできます。

木目調の内装も美しく、2号車にはイベントコーナーも設けられています。

JR東日本 リゾートうみねこ
【区間】 八戸駅-久慈駅 片道64.9km
【時間】 片道 1時間43分~1時間54分
【料金】 大人 乗車券最大1,320円+指定席520円
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復

06.ジパング平泉(岩手県 JR東北本線)

ジパング平泉出典 https://www.jreast.co.jp/railway/

2012年4月に行われた、岩手デスティネーションキャンペーンにて登場したジパング号。

2011年に世界文化遺産登録された平泉へアクセスする観光列車です。

デッキでは映像と光で岩手の観光名所を見ることができ、指定席の1号車と4号車は窓向きのペアシートに広めのテーブルが用意されています。

JR東日本 ジパング平泉
【区間】 盛岡駅-一ノ関駅 片道90.2km
【時間】 片道 1時間16分~1時間26分
【料金】 大人 乗車券最大1,660円(指定席は+520円)
【運行日】 連休など年に数回のみ 1日1~2往復

07.ポケモンウィズユートレイン(岩手県-宮城県 JR大船渡線)

ポケモンウィズユートレイン出典 http://www.jreast.co.jp/pokemon-train/

2017年7月15日に完全リニューアルし、ポケモンの人気キャラ「ピカチュウ」を全面に取り入れた「POKEMON with YOU トレイン」。

外観、内装ともに黄色と茶色が全面配色されており、1号車のクロスシートにはポケモンボールが配してあるなどポップな雰囲気。

2号車のプレイルームは広々とした空間で、子供用の運転台と機関室や寝そべりピカチュウが用意されています。

JR東日本 ポケモントレイン
【区間】 一ノ関駅-気仙沼駅 片道62.0km
【時間】 片道 1時間50分~1時間57分
【料金】 大人 乗車券最大1,140円+指定席520円
【運行日】 通年 土日祝など 1日1往復

08.リゾートみのり(宮城県-山形県 JR東北本線+陸羽東線)

リゾートみのり写真 山形県の新庄駅にて停車中の車両を撮影

2008年登場。奥の細道湯けむりラインの愛称を持つ陸羽東線を中心に走る観光列車で、緑豊かな鳴子峡や田園風景を楽しむことができます。

稲穂、温泉、紅葉など「実り」を楽しめる列車として一般公募で列車名が決まり、紅葉の深緋色に稲穂のゴールドのラインが入った外観。

紅葉をイメージしたリクライニングシートは余裕あるシートピッチで、2号車にはイベントスペースがあります。

JR東日本 リゾートみのり
【区間】 仙台駅-新庄駅 片道137.3km
【時間】 片道 2時間38分~3時間13分
【料金】 大人 乗車券最大1,940円+指定席520円
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復

09.山形新幹線とれいゆつばさ(山形県-福島県 JR奥羽本線)

山形新幹線とれいゆつばさ写真 山形県の新庄駅にて降車後に車両を撮影

在来線区間を持つ山形新幹線において、新幹線初のリゾート列車として2014年7月にデビュー。

16号車の「足湯」が名物で、モダンな空間で車窓を見ながら楽しめます。

15号車には湯上りラウンジとして本桜を使用したテーブルに畳式の椅子、そして地酒やジュースが揃ったバーカウンターも併設されています。

座席は2列+1列のゆったりした畳の椅子にクッション敷きで、カバ材のテーブルを広く利用できます。

JR東日本 とれいゆつばさ
【区間】 新庄駅-福島駅 片道148.6km
【時間】 片道 2時間14分~2時間41分
【料金】 大人 乗車券最大2,590円+指定席最大2,350円
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復
【その他】 足湯は利用券購入要 15分タオル付き380円

10.お席トロ展望列車 会津浪漫号(福島県 会津鉄道)

お席トロ展望列車 会津浪漫号出典 http://www.aizutetsudo.jp/trip/ozatoro/

お座敷列車、トロッコ列車、展望列車が1両ずつ繋がった、会津鉄道の観光列車。

塔のへつり等の緑豊かな景色は紅葉時期も魅力。春から秋のトロッコ席は窓が無く、鉄橋上で停車するなど観光らしさを楽しめます。

トロッコ車両ではトンネル通行時に映像が映るシアター式。お座敷車両は掘りごたつ式でお酒持ち込み可で、車内販売もあり。展望車両は高い位置からリクライニングシートで絶景を楽しめます。

会津鉄道 お席トロ展望列車
【区間】 会津若松駅-会津田島駅 片道45.1km
【時間】 片道 1時間29分~1時間34分
【料金】 大人 乗車券最大1,660円+トロッコ整理券310円
【運行日】 通年(紅葉期毎日、4~9月土日祝、他) 1日1往復

11.SLばんえつ物語号(福島県-新潟県 JR磐越西線)

SLばんえつ物語号写真 会津若松駅から北へと向かう夏のSLばんえつ物語号

貴婦人の愛称で親しまれたC57蒸気機関車を先頭に、レトロ調大正ロマンをイメージした客車。

2013年にグリーン車も登場し、グリーン車専用のパノラマ展望室が配されています。

さらに2014年4月にはオコジョ展望室とオコジョルームが用意された「オコジョ展望車両」ができ、子どもが遊べるスペースが登場しました。

JR東日本 SLばんえつ物語号
【区間】 会津若松駅-新潟駅 片道126.2km
【時間】 片道 3時間41分~4時間5分
【料金】 大人 乗車券2,270円+指定券520円
【運行日】 4~9月の土日祝 1日1往復

まとめ

新幹線、SL、トロッコ、そしてストーブ列車など様々な観光列車が走る東北エリア。

冬場の厳しさに負けず通年運行している列車も多いので、雪の白が美しい季節の来訪も楽しいものです。

以上、東北の観光列車特集でした。