佐賀県のグルメと言って思い浮かばない方もいると思いますが、実は佐賀県はグルメの宝庫。

玄界灘に面した呼子のイカをはじめとして新鮮かつ独自の魚介類が魅力の県。

また、佐賀県が全国に誇る地鶏「みつせ鶏」をはじめとして、山間部や都市部にも魅力あるグルメが沢山あります。

今回は佐賀県特に「現地の飲食店やお土産でいただける」ご当地グルメを紹介していきます。

鳥栖市のグルメ

01.かしわ飯、とり飯

かしわ飯、とり飯写真 鳥栖のホテルルートイン「花茶屋」で朝食のとり飯

270年頃に鳥屋が色々な鳥を飼育して応親天皇に献上したことから鳥栖という地名が付いたなど、古くから鶏の文化が強い鳥栖。

祝い事や来客時に鶏料理を振る舞う習慣が古くからあり、郷土料理として大正2年に日本で最初に販売されたのが中央軒の「かしわめし」。

鶏(かしわ)と鶏ガラを煮込んだスープに醤油や味醂を用いるなどの方法で取ったダシで米を炊くのが特徴。

鶏肉、錦糸卵、刻み海苔、ニンジン、タケノコなどの具材を入れた味付けご飯です。

三瀬村のグルメ

佐賀県北部と福岡県を結ぶ、脊振(せふり)山地の頂上付近に位置する三瀬(みつぜ)村。みつせ高原の豊かな大自然の中で蕎麦を楽しめるグルメスポットとして人気です。

02.みつせ鶏

みつせ鶏写真 九州のご当地チェーン居酒屋「ひなっ子」の炭火もも焼き

山間にある三瀬の農場で生まれた、みつせ鶏。

フランス赤鶏を種鶏として作られ、低脂肪のヘルシーな鶏肉でありつつ旨み成分が多く含まれる良質な脂肪分が魅力。

煮込んでも硬くならない特徴があるゆえに隣県福岡の名物「水炊き」にも用いられることもあり、幅広い料理に向いていると言われています。

03.ふもと赤鶏

ふもと赤鶏写真 居酒屋「ひなっ子」の地鶏の焼き鳥(写真はみつせ鶏)

みつせ鶏と並ぶ、三瀬村の名物地鶏。

みつせ鶏と同じく「地鶏ほど硬くなくブロイラーほど柔らかくない」と言われています。

弾力性のあるみつせ鶏に比べて、柔らかく味付けがしやすいのがふもと赤鶏の特徴だそうです。

04.三瀬そば

三瀬そば出典 http://www.sagabai.com/main/146.html

三瀬エリアは蕎麦が名物で、国道263号沿いに蕎麦屋さんが並ぶ「そば街道」があります。

三瀬村は地下から湧き出る天然の水が豊富で、良質な水を用いて美味しい蕎麦づくりができることからそば職人が多く集まったと言われています。

国産のそば粉、お店によっては自家栽培のそば粉を利用。そばの芽、ガレットを楽しめるお店もあり、山菜を中心とした天ぷらのセットも魅力。

神埼市、神埼郡のグルメ

佐賀県東部の神埼(かんざき)市、そして吉野ヶ里遺跡が有名な吉野ヶ里(よしのがり)町を持つ神埼郡。

05.神埼そうめん

神埼そうめん出典 http://somen.sagan.jp/

約400年前に香川県の小豆島の行脚者が手延べそうめんの製法を伝え、良質な水と小麦生産の多い土地柄で発展したとされる神埼そうめん。

明治初期に鉄工所でロール式の製麺機が開発されたことで「機械製麺発祥の地」として名高く、現在でも機械製麺の生産量で国内3位を誇ります。

コシの強さが特徴で、冷やして食べるだけでなく温かく食べるにゅうめんも定番です。

06.どぶ漬け唐揚げ

どぶ漬け唐揚げ写真 鳥栖アウトレット「みつせ鶏本舗」の唐揚げをテイクアウト

神埼郡吉野ヶ里町に本店を持つ「みつせ鶏本舗」の名物で、家庭で真似て作る方もいるくらい地元で人気とされる唐揚げ。

みつせ鶏本舗では、みつせ鶏の1羽から2つしか取れない希少部位「とりトロ」を用いるのが特徴。甘辛いタレも魅力のひとつです。

ちなみに、宮城県石巻市飯野川地区にも古くから存在する名物です。

唐津市のグルメ

虹の松原で有名な唐津市。イカで有名な呼子も唐津市に属し、日本有数のケンサキイカの漁場を持つ玄界灘の街です。

07.からつバーガー

からつバーガー写真 唐津の市街地「からつバーガー大手口店」は店舗形態で販売

唐津市のご当地バーガー。「からつバーガー」というお店がチェーン化したことによる特定店舗の名物となっています。

メインはバスを用いた移動販売車による販売として虹の松原にある駐車場の販売で有名ですが、固定店舗型のお店も増えてきています。

佐世保バーガーから発展したとも言われ、手作りが売りで豊富な具材によるボリュームの多さが魅力のバーガーです。

08.イカの活造り

イカの活造り写真 唐津城近くの旅館「海舟」でランチのイカ活造り定食

玄界灘に面した呼子はイカの街として有名で、特に鮮度の良いイカを素早く捌いて活造りにしたイカの活造りは呼子名物の代表格です。

生きたまま少し動く透明なイカが皿の上に丸ごと盛られて、新鮮さゆえの甘さと食感が魅力。ゲソを天ぷらにしてくれるお店も多いです。

基本は通年楽しめますが、季節により採れるイカの種類が異なるため時期で味が左右されます。

09.イカしゅうまい

イカしゅうまい写真 唐津城近くの旅館「海舟」のイカしゅうまい

呼子名物「イカの活造り」のコースや定食でよく付いてくる、イカのしゅうまい。

実は呼子が発祥の名物で、呼子の海中レストランとして有名な店「萬坊」が発祥とされています。

地元のタマネギ、卵、塩を使用して作るお店もあり、ふんわり食感とプリプリの歯ごたえが特徴。

10.魚ロッケ

魚ロッケ写真 呼子で賑わいを見せる朝市の露店で購入した魚ロッケ

主に佐賀県、大分県、山口県で見受けられる、揚げかまぼこの一種。佐賀県東部ではミンチ天とも呼ばれ、九州北部を中心とした地元の惣菜。

魚肉のすり身にタマネギ、ニンジンなどのみじん切り野菜を混ぜたもの。コロッケのようにパン粉で揚げるため、魚ロッケという名前です。

オーソドックスな塩味だけでなく、唐辛子のピリ辛味やカレー味などスパイシーな味付けのものも多く流通しています。

武雄市のグルメ

武雄温泉や図書館で有名な武雄(たけお)市。

11.北方ちゃんぽん

北方ちゃんぽん出典 http://www.takeo-kk.net/enjoy/chanpon.html

江戸中期に武雄市北方町に伝わったとされる、ちゃんぽん。

明治から昭和にかけて炭鉱として栄えた武雄市北方町で、ボリュームたっぷりのちゃんぽんは肉体労働の鉱夫たちに人気の食べ物。

今でも国道34号沿いには「武雄・北方ちゃんぽん街道」と呼ばれる、ちゃんぽん店が集中する道路があります。

【提供店一覧】 武雄市観光協会 ちゃんぽん街道店舗一覧
【店舗分布】 ちゃんぽん街道を中心に10店舗以上

嬉野市のグルメ

お茶の名所、そして温泉が名物の嬉野(うれしの)市。

12.温泉湯豆腐

温泉湯豆腐写真 美味しんぼにも登場した嬉野「宗庵よこ長」の温泉湯豆腐

遣唐使が日本に持ち帰った豆腐の製法に手を加えて登場したとされる、歴史ある嬉野の湯豆腐。

嬉野独特の成分を持つ温泉水で豆腐を煮込むことにより、煮汁が豆乳色に変化してトロトロの湯豆腐が出来上がります。

長崎街道の宿場町として旅人を癒した湯豆腐で、胃腸にも優しい温泉水による健康的な食事。嬉野産の大豆「フクユタカ」を使用した豆腐が使われることもあります。

【提供店一覧】 嬉野温泉観光協会 温泉湯どうふ店舗一覧
【店舗分布】 嬉野市嬉野町内11店舗、旅館41軒、お土産販売店もあり

13.嬉野茶

嬉野茶写真 嬉野のロードサイドにある「お茶ちゃ村」で無料提供

全国でも屈指の生産量を誇る嬉野は、茶処としても有名。1440年頃に自家用の栽培が伝わったとされています。

霧の深い山々に囲まれた盆地の気候と水に恵まれた土地ゆえ、お茶の栽培に適しています。

かつて嬉野茶は釜炒り玉緑茶として名高かったものの、現在では「やぶきた」品種に押されて生産量が大幅に減ってきています。

【提供店一覧】 嬉野温泉観光協会 うれしの茶販売店一覧
【店舗分布】 嬉野市内に数店舗

14.嬉野紅茶

嬉野紅茶出典 http://ureshinoonsen.sakura.ne.jp/

お茶の栽培で有名な嬉野では、紅茶用ではなく緑茶の品種を用いて和紅茶も作られています。

丸みのある味わいとほんのりとした甘みが特徴とされ、ストレートでも飲みやすいと言われています。もちろんミルクティーでも楽しめます。

【提供店一覧】 嬉野温泉観光協会 うれしの紅茶販売店一覧
【店舗分布】 嬉野市内に2店舗

15.嬉野茶スイーツ

嬉野茶スイーツ出典 http://ureshinoonsen.sakura.ne.jp/

嬉野茶で有名な嬉野では、嬉野茶を用いたデザートを扱うお店も幾つかあります。

饅頭、羊羹、あんみつ、ロールケーキ、など和菓子だけでなく洋菓子も魅力。

温泉を楽しんだ後のスイーツタイムとして甘いものを堪能できます。

【提供店一覧】 嬉野温泉観光協会 うれしのスイーツ店舗一覧
【店舗分布】 嬉野市内に数店舗

まとめ

こうして調べてみると多くのグルメがあり、ひとつの素材でも色々と発展させてグルメの幅を広げているのを感じる佐賀県。

今回記載した以外にも「呼子のサバ活きづくり」「唐津Qサバ」など痛みが早い鯖を刺身として楽しめるグルメもあります。

以上、佐賀県全般のご当地グルメ特集でした。