しらす丼

道後温泉が有名な松山をはじめとして、しまなみ海道や伊予地方を持つ愛媛県にはどのようなグルメがあるでしょうか?

瀬戸内海や宇和海に面した愛媛県は日本一の鯛の産地で、他にも魚介類のグルメが豊富な土地柄として様々な郷土料理があります。

今回は愛媛県のご当地グルメを紹介していきます。

愛媛県のグルメ分布図

愛媛県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。

愛媛県グルメ分布図


愛媛県全域のグルメ

01.鯛(タイ)

鯛(タイ)写真 道後温泉の本館前「道後麦酒館」で鯛の刺身と道後ビール

全国の半分以上の鯛を生産する愛媛県では、鯛の刺身や鯛料理を楽しめる飲食店が豊富。

宇和島や八幡浜など県西に広がる宇和海は、黒潮が流れ込む栄養豊富な海水と養殖に適したリアス式海岸により養殖鯛の一大産地に。

一方で、瀬戸内海に面した今治市では鯛の一本釣り漁が盛んで、来島海峡の潮の速さで身が締まった天然鯛が採れます。

02.伊予柑(みかん)

みかん写真 内子の街並みでかつて存在した「創玄」のみかんフローズン

和歌山県に次いで2位の生産量を誇る、愛媛のみかん。和歌山が温州みかん一大産地なのに対し、愛媛は伊予柑(いよかん)がトップシェア。

ミカンとオレンジの交雑種で日本の在来種となる伊予柑を筆頭に、17種類以上の柑橘類を栽培。

果肉が柔らかくて甘い「紅まどんな」と皮まで食べられる「甘平」は、愛媛オリジナルの品種。

03.じゃこ天

じゃこ天写真 宇和島の郷土料理店「ほづみ亭」のはらんぼすり身焼き

地魚のすり身を平たく整えて油で揚げた、魚肉の練り物。県全域で食べられる郷土料理で、八幡浜や宇和島など南予地方の生産が盛んです。

南予地域で「ハランボ」と呼ばれるホタルジャコが主に使用され、大根おろしを添える食べ方やおでんネタとしても用いられます。

04.うどん

うどん写真 松山や県外にも出店するうどん屋「かめや」のかけうどん

愛媛県もうどん店が多いうどん文化の県。

隣県の讃岐うどんを出すお店もある一方で、甘い味付けを好む愛媛県民に合った昆布やカツオのダシにみりん系のかえしを用いる傾向あり。

麺のコシも柔らかくて、やや太めな家庭的なうどんが一般的です。

05.伊予牛

伊予牛写真 道後温泉「道後麦酒館」で牛肉焼き(伊予牛ではないかも)

肉の保水性が良い特徴により、肉汁を含んで柔らかくとろける舌ざわりを楽しめる伊予牛。

JA全農えひめが高品質な牛肉を消費者に届けるためにブランド化し、厳選された子牛を高い飼育技術で育てて指定販売店のみに卸す牛肉です。

松山市のグルメ

06.松山ずし

松山ずし写真 愛媛の料理店「すし丸本店」で昼も楽しめる松山鮓

エソやトラハゼなど瀬戸内海の小魚でとったダシを使用した甘めの酢飯に、錦糸卵をちらして季節の地魚を乗せたばら寿司の一種。

お祝い事や来客をもてなす際の料理として、家庭や地域で素材や味が異なります。

正岡子規が好んだ故郷の味で夏目漱石が松山に訪れたときに子規の母が振舞ったなど、作家にまつわるエピソードも多い松山の郷土料理です。

07.松山鯛めし

松山鯛めし出典 http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/hayashi/4250

焼いた鯛を昆布ダシのご飯で炊き込んだ、野菜類を入れないシンプルな鯛めし。

松山市北部の北条地区の郷土料理「北条鯛めし」がルーツと言われ、県南の宇和島鯛めしとは異なり県北では松山鯛めしが主流です。

骨を取り除いた鯛の身を用いて、鯛のアラのダシを使用する店も。最後は薬味を乗せてお茶漬けで楽しむのも定番の食べ方です。

08.鍋焼きうどん

鍋焼きうどん出典 https://blog.daruyanagi.jp/

松山市のソウルフードとして、昭和20年代から提供する老舗が多い鍋焼きうどん。寒い冬向きのメニューですが、夏でも食べられます。

やわらかいうどんに透き通った甘めのダシ。練り物や卵焼きに青ネギのトッピングと、卵を落として目玉焼きにするお店も多々あり。

アルミ鍋で提供するお店が多いのも特徴です。

[提供店一覧] icotto 鍋焼きうどん提供店7選
[店舗分布] 市内10店舗以上

09.五色そうめん

五色そうめん写真 愛媛の料理店「すし丸本店」で温かい五色そうめん

コシが強く滑らかなそうめんで、最大の特徴は白色に加えて赤、黄、緑、濃紺の色が付いた麺が入った5色で彩りも楽しめるところ。

現在は赤の梅肉、緑の抹茶、黄の卵、茶のそば粉で色を付けており、人工着色量を使用せず素材を練りこむ伝統の製法と最新の設備があります。

1700年代に誕生したもので、下駄についた色とりどりの糸をヒントに考案されたと言われ、江戸幕府への献上品になった歴史もあります。

今治市のグルメ

10.今治やきとり(皮焼)

今治焼き鳥写真 道後温泉の焼き鳥居酒屋「焼鳥番鳥」の今治鶏皮丼

今治では鉄板で鶏肉の串を焼く鉄板焼き鳥が主流で、串に刺さずにコテで押し付けて焼く「皮焼」は多くの客が注文する定番部位です。

1960年創業の焼鳥屋「五味鳥」が考案したもので、せっかちな今治の客に対応するため焼き台ではなく高温の鉄板で素早く提供したのだとか。

甘めでトロリとしたタレを使用するお店が多く、キャベツを併せて注文して食べ進めます。

[提供店一覧] 今治やきとり盛り上げ隊 提供店一覧
[店舗分布] 市内78店舗

11.焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)

今治焼き鳥出典 http://i-ytm.com/

ご飯の上に薄くスライスしたチャーシューを乗せて、その上に半熟の目玉焼きを乗せた丼料理。焼豚の煮汁を用いたタレをかけるのも特徴。

かつて今治市に存在した中華料理店「五番閣」で1960年代から食べられていたまかない料理。

安くてボリュームがあり、せっかちな今治人のために数十秒で提供される早さも魅力です。

[提供店一覧] 世界普及委員会 提供店一覧
[店舗分布] 市内60店舗ほど、市外にも店舗あり

12.伯方の塩

伯方の塩写真 愛媛の定番お土産メーカー「母恵夢」の伯方塩の純生大福

しまなみ海道の伯方(はかた)島では、1806年から入浜式の塩田による塩生産が行われていた歴史があります。

現在CMなどで有名な「伯方の塩」は1973年に松山市で創業した伯方塩業によるもので、化学工業化した製塩として伯方島工場などで生産。

焼き塩など調味料としての販売に加えて、甘味やソフトクリームなどでも楽しめます。

八幡浜市のグルメ

13.八幡浜ちゃんぽん

八幡浜ちゃんぽん写真 1948年創業の八幡浜「丸山ちゃんぽん」の八幡浜ちゃんぽん

鶏ガラ、カツオ、昆布などでとった黄金色の醤油系スープに、太麺の中華麺を使用した麺類。

八幡浜の練り物(かまぼこやじゃこ天)を筆頭に、炒めた魚介類や豚肉に野菜類が乗った具材が特徴で、あっさりとした味の傾向。

古くから九州や関西と船での交流が深かった八幡浜で、他県の食文化を参考に地元の素材を用いた料理として1948年に登場したグルメです。

[提供店一覧] 八幡浜市 ちゃんぽんMAP
[店舗分布] 市内40店舗

宇和島市のグルメ

14.宇和島鯛めし

宇和島鯛めし写真 宇和島の居酒屋「ほづみ亭」で南予独特の鯛めし

薄くスライスした鯛の刺身をご飯の上に乗せて、醤油やみりんにダシを合わせた生卵入りのタレをかけて食べる、宇和島独特の鯛めし。

日振島を根拠地にした水軍が考案した漁師めしと言われ、船上で酒用の茶碗にご飯をよそって刺身を乗せて食べたのが始まりだとか。

15.太刀魚の竹巻き

太刀魚の竹巻き写真 宇和島の居酒屋「ほづみ亭」で三枚おろしの太刀魚竹巻

三枚におろしたタチウオを天然の竹に巻き付け、タレを塗りながら回転させて焼いた料理。

夏から晩秋にかけてタチウオ漁が盛んで、脂が乗ったタチウオが採れる宇和海。

甘口のタレが一般的で縁日でも売られるスローフードでもあり、塩焼きや丼で提供するお店も。

まとめ

トップシェアを誇る鯛を刺身や鯛めしで楽しめる愛媛県。じゃこ天や太刀魚の竹巻きなど海産物をうまく加工した郷土料理の豊富さが魅力。

以上、愛媛県全般のご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2018年7月7日 更新日:2018年8月13日)