丹波の黒豆

神戸市を筆頭とした瀬戸内海側から城崎などの日本海側まで、広い土地を有する兵庫県。

神戸牛をはじめとした肉類もさることながら、明石のタコなど海産物も楽しめる土地柄です。

今回は兵庫県のご当地グルメを紹介していきます。

兵庫県全般のグルメ

まずは兵庫県全般で名物となっているグルメを紹介。

01.神戸牛、神戸ビーフ

神戸牛、神戸ビーフ写真 大阪難波の居酒屋「鯛之鯛」で神戸牛のウニイクラ乗せ

日本三大和牛のひとつと言われ、兵庫県で生産された黒毛和種の但馬牛のうち一定の基準を満たしたものが神戸牛、神戸ビーフを名乗れます。

歩留等級だけでなく未経産牛や枝肉重量規定など厳しい基準が設けられています。

1868年に開港した神戸港にてイギリス人が但馬牛を絶賛したのが由来とされ、現在も欧米への輸出による知名度が高く人気です。

神戸市のグルメ

兵庫県の中心地、神戸(こうべ)市。ポートアイランドなどの港の観光地や、中華街など市街地の賑わいも持つ都市です。

02.すじ玉焼き、すじコン焼き

すじ玉、すじコンねぎ焼き写真 神戸三ノ宮のお好み焼き屋「風祭」のオムレツそばめし

関西定番のお好み焼き店は神戸にも多く、お好み焼きの中でも「すじ玉」「すじコン」と呼ばれるものが神戸ならではの人気具材です。

牛すじ、こんにゃくが入ったお好み焼きで、キャベツと小麦粉に山芋の入った生地でふんわり焼き上げた関西風での提供が一般的です。

03.そばめし

そばめし写真 神戸三ノ宮のお好み焼き屋「風祭」のオムレツそばめし

神戸市長田区のグルメで、焼きそばとご飯を鉄板で炒めたソース味の焼飯。

発祥は、お好み焼き店の焼きそばを客がオーダーする際に「白ご飯を混ぜて炒めて」と頼んだことで登場したと言われています。

鉄板でソース焼きそばを作ってからご飯を加えて、コテで焼きそばを細かく刻みながら炒めるのが一般的です。

04.灘の日本酒

灘の日本酒写真 灘にある「白鶴酒造資料館」の酒粕ソフトクリーム

日本三大酒処のひとつとして、30以上の酒蔵が集結する灘(なだ)地域。

大きく5つの区域に分かれて酒蔵が点在することから灘五郷(なだごごう)と呼ばれます。松竹梅、白鶴、菊正宗、沢の鶴など有名な蔵も多数。

酒造りに向いた酒米「山田錦」、ミネラル水「宮水」、そして寒造りに向いた風「六甲おろし」が吹いている等の好条件の酒処です。

三田市のグルメ

神戸市にも近く、神戸三田プレミアムアウトレット(正確には神戸市に位置)も人気な三田(さんだ)市。

05.三田牛、鉄板ステーキ

鉄板ステーキ写真 三田アウトレット「三田屋本店」で鉄板皿の黒毛和牛ステーキ

神戸牛などステーキや鉄板焼きが人気の神戸エリア。三田でも鉄板ステーキを楽しめる上に、三田牛を用いたステーキを楽しめるお店も。

三田ホテルの三田鉄板焼といった個人店から、チェーン店として有名な三田屋本店の鉄板ステーキまで幅広い層に提供されています。

明石市のグルメ

神戸市の西に位置する、タコで有名な海沿いの明石(あかし)市。

06.明石焼き

明石焼き写真 明石駅近く「まるまる」の明石焼き15個にダシを添えて

たこ焼きのルーツとも言われ、タコを具にして生地を球形に焼き上げる明石のグルメ。

小麦粉だけでなく鶏卵をたっぷり使用して黄色く焼き上げるのが特徴で、明石エリアではこの明石焼きを「玉子焼」と呼びます。

また、浮粉(小麦でんぷんを精製したもの)を用いるため生地が柔らかく仕上がり、食べるときは付属のダシにつけて食べます。

07.明石のタコ

明石のタコ写真 有馬温泉の居酒屋「ありまや」で生タコの明石タコ天ぷら

日本一のタコの漁獲量を誇り、毎年約1000トンが水揚げされる明石のタコ。底引き網による漁が大半ですが、一本釣りなどでも獲れます。

夏場がメインのマダコだけでなく、冬場にはイイダコが旬となります。

海の流れが速い明石海峡で獲れるタコは、足が太くて短くて力強い歩き方をするのが特徴です。

姫路市のグルメ

白鷺城の異名を持つ姫路城を有する、姫路(ひめじ)市。

08.姫路おでん

姫路おでん写真 姫路アーケード街の「酒饌亭灘菊」で大串おでんを堪能

生姜醤油で食べるのが特徴の姫路おでん。

使用される生姜醤油は、主に濃口醤油を使用して擦りおろした土生姜を入れて作るもの。みりん、日本酒を入れ、配合を工夫する専門店も。

おでんの上から生姜醤油をかけるタイプと、小皿に生姜醤油を入れておでんを漬けて食べるタイプがあります。

姫路おでんの提供店一覧
[店舗分布] 姫路市36店舗以上


09.アーモンドトースト

アーモンドトースト写真 姫路の名物喫茶チェーン「明日香」のアーモンドトースト

アーモンドバターを塗った分厚いトーストの表面をこんがり焼いた、姫路の喫茶店の定番メニューとして特にモーニングで人気の一品。

アーモンドはチップ状で出すお店や、細かく砕いたバターペーストを塗って出すお店など様々。

個人店だけでなく、ムッシュ、待夢、明日香など喫茶チェーン店でも扱われています。

丹波市、篠山市のグルメ

豊かな土質の恵みで豆や栗などの名産を誇る、丹波(たんば)市と篠山(ささやま)市。

10.丹波の黒豆

丹波の黒豆写真 篠山インター近くの菓子店「アリス」名物の丹波黒豆プリン

大豆(だいず)の一種である黒大豆のことで、丹波産の黒大豆は大きくて知名度が高いもの。

兵庫県内では篠山市周辺で主に生産されており、特に選抜されたブランド「丹波黒」も。霧が発生しやすく寒暖差がある気候が好条件です。

収穫は10月上旬~11月上旬で、遅い品種は12月上旬頃まで収穫可能。砂糖と醤油を使った煮豆が定番で、おせち料理にも使われます。

11.丹波の黒枝豆

丹波の黒枝豆写真 篠山の黒井駅の旅館「恵泉」で10月頃のみ提供の黒枝豆

幻の枝豆と呼ばれる、丹波黒豆の枝豆。黒豆の実が黒く色づく前に収穫した、実が黒ずんでいるのが特徴の枝豆です。普通に茹でて食べます。

10月中旬~下旬のわずか2週間ほどの期間しか食べられないことから、篠山エリアに出向く車の渋滞ができるほど。

収穫時期に個人農家がテントを構えて販売する光景もある、篠山ならではの風物詩です。

12.篠山ジビエ、ぼたん鍋

篠山ジビエ、ぼたん鍋写真 篠山で露店風呂付き旅館「恵泉」のイノシシ肉ソーセージ

山や土地の豊かな丹波篠山エリアは、猪肉の3大猟場と言われる古くから猪がよく獲れる土地。

猪肉専門店や旅館など猪肉文化を守り育てていることから、今もご当地の味として沢山のお店が猪料理を扱っています。

特に篠山は「ぼたん鍋発祥の地」として、猪肉を用いたぼたん鍋を囲んで食事を楽しめます。

篠山ジビエの提供店一覧(PDF)
[店舗分布] 丹波市、篠山市に10店舗以上


13.丹波地鶏

丹波地鶏写真 篠山エリアの旅館「恵泉」で丹波地鶏の乗った小鍋

丹波エリアの広範囲で育てられた地鶏で、明るくて風通しの良いゆったりとした鶏舎で、適度に動き回り長期飼育された鶏です。

食感の良さにコクのある旨みを持った肉質が特徴で、ワクチン以外の投薬を行わない安全性も取り入れている鶏肉です。

14.丹波の栗

丹波の栗写真 篠山のお菓子の里内「さくら」の時期限定の丹波栗ごはん

丹波、篠山地方で栽培される「オウグリ」と呼ばれる栗で、代表的な品種名としては銀寄(ぎんよせ)というもの。

丹波の気候と土壌が生育に適しており、古くから幕府などへの献上品やお祝い事に重宝されて現在でもおせち料理の定番となる栗です。

大きめの実は柔らかくて甘みがあるのが特徴で、消化の良さにも定評があります。

朝来市のグルメ

播磨エリア。新幹線の駅と港を有する、青森県で一番の人口を誇る青森市。

15.播磨の煎餅

播磨の煎餅写真 播磨の竹田エリアにある「海鮮せんべい但馬」の煎餅の試食

煎餅工場や店舗が賑わう播磨エリア。

日本一のおかき処と称して無料コーヒーで話題となった播磨屋本店や、種類豊富な試食を楽しめる海鮮せんべい但馬が二大メーカーです。

豊岡市のグルメ

コウノトリの里として有名な豊岡(とよおか)市。城下町の出石(いずし)を有します。

16.出石皿そば

出石皿そば写真 出石の辰鼓楼近くにある「松福堂」の皿そば8枚と薬味

一口サイズの蕎麦を白地の小皿に盛って並べた、出石蕎麦の皿そば。

1706年に信州上田から国替えとなった城主の仙石氏により伝来したとされ、仙石氏のお供のそば職人の技法を従来の出石の技術に加えて誕生。

その後に出石焼きが作られ始め、出石焼きの小皿に盛るスタイルが確立されました。現在も約50軒ほどの蕎麦屋が並ぶ関西屈指の蕎麦処です。

出石皿そばの提供店一覧
[店舗分布] 出石町に加盟店37店舗、他あり


佐用郡佐用町のグルメ

コウノトリの里として有名な豊岡(とよおか)市。城下町の出石(いずし)を有します。

17.佐用ホルモンうどん

佐用ホルモンうどん写真 佐用にある焼肉食堂「新さよ」の佐用ホルモンうどん

具材にホルモンの各種部位を使用して鉄板焼きにした焼きうどん。

B-1グランプリ準優勝の津山グルメのイメージが強いですが、古くから美作地方の郷土料理として佐用(さよ)町にも提供店が多いです。

精肉の出荷が多い美作地方にて、余った部位となるホルモンをうどんに使用したのが始まり。タレにつけて食べるお店もあれば、タレをかけて炒めるお店もあります。

佐用ホルモンうどんの提供店一覧
[店舗分布] 佐用町7店舗以上


18.鮎料理

鮎料理写真 佐用エリアの播磨徳久駅近くの和菓子屋「杵屋」の鮎もなか

西播磨地域の名物として清流「千種川」で獲れる鮎。旅館や民宿も点在する土地柄で鮎料理を楽しめるお店が多いエリアです。

天然鮎しか扱わないお店もあり、時期としては6~9月頃。他にもアマゴ、ウナギなども扱うお店があり、川魚の宝庫です。

筆者のおすすめ

そばめしは冷凍食品として販売されたことで全国区の知名度になったように感じるもので、ソースの味わい豊かな焼きめしとしてオススメ。
10月の短い期間のみ楽しめる丹波の黒枝豆もイチオシ。栗のようにホックリとした豊かな味わいは一般の枝豆とは異なる次元の美味しさです。

まとめ

海のタコから山の地鶏やジビエまで、魚や肉それぞれに特徴がある兵庫県。瀬戸内海と日本海の双方を持つ県としての魅力を楽しめます。

以上、兵庫県全般のご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2018年1月10日 更新日:2018年9月19日)