日本海に面した北陸エリアの福井県は、意外にも肉料理の宝庫と言える充実したグルメが魅力。

ソースカツ丼を筆頭にとんかつを使用したご当地グルメが多く、ホルモンやチェーン店「秋吉」の焼き鳥も名物。

もちろんカニや鯖など日本海らしさのある海の幸、そして水ようかんや蕎麦など涼しげな食べ物もあります。

今回は福井県で特に「現地の飲食店やお土産でいただける」ご当地グルメを各市町村単位に紹介していきます。

福井市のグルメ

まずは、城跡内に建つ県庁のある県の中心地「福井駅」を持つ福井市のグルメを紹介。

01.ソースかつ丼

福井県を代表するグルメで、ご飯の丼の上にソースの染みたトンカツを乗せたシンプルな料理。

現役でお店を構える福井市のソースかつ丼発祥店「ヨーロッパ軒」が1913年に考案ものとされています。

福井県のソースかつ丼は「大半のお店がウスターソースを使用」「千切りキャベツは敷かない」「ロースとモモの双方を使用」のお店が多いです。

【提供店一覧】 ふくいドットコムに35店舗記載あり
【店舗分布】 福井県内に推定800店舗ほど

02.純けい

福井県で定番となる焼き鳥の種類、純けい(じゅんけい)。

複数品種を交配していない在来種の「純粋な鶏」が呼び方の由来だそうですが、現在では「メスの親鶏」が純けいと呼ばれています。(諸説あり)

全国的には柔らかい肉として若鶏が好まれますが、福井県では硬い身が特徴の純けいが人気。

チェーン店「秋吉」で硬い肉の良さを活かした主力メニューとして知名度が高く、個人店やスーパーでも扱われています。

大野市のグルメ

天空の城「越前大野城」や紅葉の名所「九頭竜湖」「刈込池」などを持つ大野市は「名水のまち」としても知られるグルメの宝庫。越前大野駅を中心に展開する市街地のグルメを紹介。

03.醤油かつ丼

福井県の名物ソースカツ丼を参考にして2010年に誕生した、大野市の新名物。

永平寺御用達とも言われる大野市の老舗醤油醸造蔵「野村醤油」が手掛けたとされており、野菜と醤油の相性を考慮した一品です。

市内数店舗で提供されている醤油カツ丼は店舗ごとにカツ、野菜、盛り付けが異なるもの。あっさりとしたトンカツを楽しめます。

【提供店一覧】 旅ぐるたびに9店舗記載あり
【店舗分布】 大野市内に9店舗ほど

04.とんちゃん

醤油、味噌、ニンニク、唐辛子などで味付けした、牛や豚のホルモン。

地元では「とんちゃん」と呼ばれており、キャベツ、もやしなどの野菜と一緒に炒めて食べることが多いです。

お店によって味付け、調理方法が異なるそうで、うどんを使用した「とんちゃんうどん」もあります。

【提供店一覧】 旅ぐるたびに5店舗記載あり
【店舗分布】 大野市内に5店舗ほど

05.水ようかん、丁稚羊羹

大野市の冬の名物、丁稚羊羹(でっちようかん)。

京都の丁稚奉公(商売の修行見習い者)が、福井県に里帰りする際に持ち帰り広めたのが由来。(諸説あり)

大野市では水ようかんを冬に食べる習慣があります。一般的な練羊羹と比べて糖度が低く、常温では日持ちしないことから冬場向きの食べ物となっています。

かつてはA4サイズの木箱で作られていたもので、現在では紙箱で通年売られています。

【提供店一覧】 旅ぐるたびに8店舗記載あり
【店舗分布】 大野市内に8店舗ほどの専門店に加えてお土産店でも販売あり

06.ショコラdeようかん

大野市の冬の名物「水ようかん」をベースに考案された「ショコラdeようかん」。

名水の街、大野の新スイーツとして、地元の菓子舗たちが2013年9月21日に販売した新商品。

和の小豆あんと洋のチョコレートを組み合わせたもので、幅広い世代に向けた商品。各店舗で同一のカップを使用した、食べきりサイズの銘菓です。

【提供店一覧】 旅ぐるたびに5店舗記載あり
【店舗分布】 大野市内に6店舗

07.上庄さといも

越前大野の上庄地区で採れる、まんまるな丸さが特徴の里芋。4月~5月上旬に作付、収穫は10~11月。

室町時代から続く大野の在来種の里芋で、鉄分が豊富な土壌による「実が締まって煮崩れしにくい里芋」が育ちます。

長期冷凍ができるので1年中食べられるそうですが、福井県は里芋生産量が国内の1%程度しか無いため県外に殆ど出回らない地元ならではの味です。

勝山市のグルメ

恐竜博物館が人気の勝山市のグルメを紹介。

08.ぼっかけ、勝ち山ぼっかけ

かまぼこと三つ葉が入ったダシを温かいご飯にかけて、海苔とワサビを添えて食べるお茶漬け風の「ぼっかけ」。

古くから宴会などの締めの料理として食べられてきた勝山ならではの郷土料理です。

最近では勝山市のPRとして、旧来のぼっかけをモチーフにして勝山市内の飲食店がオリジナルの要素を加えて「勝ち山ボッカケ」を提供しています。

【提供店一覧】 ふくいドットコムに市内11店舗記載あり
【店舗分布】 勝山市内11店舗

あわら市のグルメ

有名温泉地「あわら温泉」を持つ、福井県北部の芦原(あわら)市のグルメを紹介。

09.とみつ金時

あわら市の名産となるサツマイモ、富津金時(とみつきんとき)。

赤土を含み水はけの良い土地と海からの強い風による、適度な水分と強い甘みが特徴。収穫時期は8月下旬~11月上旬ですが、適切な温度管理下の貯蔵で1年中出荷が可能。

あわら市では特に銘菓やスイーツとして、プリン、タルト、焼き芋などを提供するお店があります。

【提供店一覧】 あわら市観光協会に一部掲載あり
【店舗分布】 市内数店舗

坂井市のグルメ

名所「東尋坊」と港町「三国」を持つ坂井市。カニをはじめとしてイカ、エビなど豊富な魚介のグルメを紹介。

10.カニ料理、エビ料理

東尋坊周辺にはレストランが幾つかあり、海鮮系のグルメが豊富。

日本海由来のカニ料理がひとつの名物。かに玉丼(写真)やカニコロッケなどを提供するお店があります。

また、甘エビを筆頭にガサエビ、モチエビなど様々な海老が三国港で揚がります。

【提供店一覧】 坂井市観光ガイドで検索
【店舗分布】 坂井市を中心に県内に分布

鯖江市のグルメ

めがねフレームの国内圧倒的シェアを持つ鯖江のグルメを紹介。

11.さばえスイーツ

門前町として発展した鯖江は銘菓や甘味のお店が多く、仏事用の和菓子が重宝されてきた歴史があります。

創業大正15年の亀屋萬年堂の代表銘菓「ワッフル」、サバエ・シティーホテル内のプリン屋の名物「マンゴーの王様プリン」など。

ロールケーキも名物で、YAMAHATSU「スフレロール」や弁慶堂「朝焼きロール」が人気だそうです。

【提供店一覧】 さばえガイド「さばかん」に特集記事あり
【店舗分布】 市内に数店舗

越前市のグルメ

金属類の食器やナイフなどが名産の武生(たけふ)市も、現在では合併により越前市に。見学可能な「いわさきちひろの生家」のある越前市のグルメを紹介。

12.越前おろしそば

主に福井県の嶺北地方(北東、越前エリア)で食べられる、大根おろし乗せが特徴の蕎麦。

昭和天皇が武生市で食べた蕎麦を「越前のそば」として気に入ったのが始まりで、その後に大根おろしを乗せるようになったのだとか。

お店によって、ぶっかけ(ダシをかけて食べる)やつけそば(大根おろしとダシのつけつゆで食べる)など食べ方が異なります。

13.ボルガライス

旧武生市(たけふ)時代から武生の名物とされているボルガライス。

オムライスにトンカツを乗せて上からソースを掛けた一品。

ソースはケチャップやデミグラスなど各店オリジナルのソースが用いられており、洋食屋さんや喫茶店で主に提供されています。

名前の由来はロシアの卵料理「ボルガ」、イタリアのボルガーナ地方の料理、など諸説あります。

【提供店一覧】 日本ボルガラー協会に各店舗情報あり
【店舗分布】 市内に20店舗ほど

敦賀市のグルメ

有名な神社「気比神宮」を有する敦賀のグルメを紹介。

14.敦賀ラーメン

1953年登場の屋台を発祥として敦賀駅利用者や旧国鉄職員に好まれた醤油ラーメン。

さらに国道8号を走るトラックの運転手向けに屋台が立ち並んだ「ラーメン街道」が賑わい、現在では屋台ではなく店舗として敦賀市内にお店が幾つかあります。

トンコツで軽く白濁しており鶏ガラの旨みが乗った醤油ラーメンです。

【提供店一覧】 icottoに敦賀ラーメン特集8店舗の情報あり
【店舗分布】 不明

小浜市のグルメ

15.鯖寿司、焼き鯖寿司

海のない京都へと魚を徒歩で運んだルート「鯖街道」の出発点が、日本海の若狭湾に面した小浜の港。

現在こそノルウェー産の鯖の使用が大半ですが、かつて鯖が採れた土地柄ゆえ鯖料理や加工品が揃います。

老舗の名店もあり、お取り寄せや駅弁など県外への展開も多い鯖寿司が有名。じっくり焼いた焼き鯖寿司を提供する飲食店もあります。

まとめ

以上のとおり肉類を多くPRしている福井のグルメですが、若狭湾をはじめとした日本海による海の幸も豊富。

個人的には「上庄さといも」のホクッとした美味しさが好きでオススメ。また、それぞれの市に独自のグルメがあるのも嬉しいところです。

ということで、福井県全般のご当地グルメ特集でした。