東松山やきとり

ベッドタウンとして東京の通勤圏内を中心として都市が活気付く埼玉県。

代表的なグルメと言ってパッと出ない方もいそうな県ですが、小麦文化によるうどんやスローフードを楽しめます。

川越の芋製品、夏限定の熊谷のかき氷「雪くま」など探すと色々見つかるものです。

今回は埼玉県で特に「現地の飲食店やお土産でいただける」ご当地グルメを紹介していきます。(今回は幾つかの市町村に限定して記載していきます)

川越市のグルメ

小江戸と呼ばれる街並みが人気の川越(かわごえ)市。

01.さつまいも、芋料理

芋スイーツ写真 街並みに佇むお店、陶路子(とろっこ)の芋スイーツ

江戸時代からさつまいもの栽培が盛んに行われており、現在は規模縮小していますが昭和30年代までは一大生産地だった「川越イモ」。

安く手に入る甘い食べ物で、江戸まで通じた川で船の運搬にも向いていたことから発展した歴史があります。

現在では直売所での販売に加えて、街並みにて芋料理や芋スイーツを楽しめるお店があり観光として賑わいます。

桶川市のグルメ

某事件を思い起こしてしまう人も多い桶川(おけがわ)市ですが、ベニバナの街として初夏のベニバナ畑の風情を持ちます。

02.桶川いなかうどん

桶川いなかうどん写真 暴れうどんの異名を持つ桶川駅東口「松屋」の肉汁うどん

手打ちで武骨な麺を楽しめる、桶川のうどん。

明確な定義は無いですが、太めのうどんを提供するお店が多く「極太なうどん」「ごわごわ食感のうどん」などの豪快さと強い小麦の香りが特徴。

食べ方もお店によって異なり、具材も「肉汁うどん」や「きのこ汁うどん」など各店のオススメを楽しめます。

【提供店一覧】 埼玉B級グルメ本舗 店舗一覧
【店舗分布】 市内16店舗

熊谷市のグルメ

2007年に当時の国内観測史上最高気温40.9度を記録した熊谷(くまがや)市。暑さを売りにしてグッズやイベントの町おこしが盛んな市です。

03.雪くま

雪くま写真 喫茶店風の焼きそば食堂「コヤマ」のブルーベリー雪くま

真夏の暑さを乗り切れるようにブランド化した、夏の季節限定のご当地かき氷。

熊谷のおいしい水から作った貫目氷を昔ながらの削り方で削るため、ジャリジャリとせず雪のようにふわふわ優しい食感になるのが特徴。

各店でオリジナルのシロップを使用するのも加盟店の条件のひとつで、独自のトッピングをするお店もあります。

【提供店一覧】 熊谷市 雪くま店舗一覧
【店舗分布】 市内30店舗(提供店増加傾向)

04.五家宝

五家宝写真 高坂SA上り線の売店にて五家宝ソフトクリーム

水飴で固めた棒状のおこし(干菓子)の周囲をきな粉でまぶし固めた、埼玉県三大銘菓のひとつ。

1820年頃に熊谷で売り出されたのが発祥とされており、熊谷市での取り扱いが多い一方で加須市の銘菓にもなっています。

現在では「五穀は家の宝」が名称の由来となっていますが、かつては「五嘉棒」といった漢字が用いられていたとか。

【提供店一覧】 個人作のGoogleMap店舗一覧
【店舗分布】 熊谷市内18店舗、市外にも販売店舗あり

行田市のグルメ

忍城の城下町で武士の内職から始まった足袋(たび)の生産が今でも続く繊維産業の街、行田(ぎょうだ)市。フライやゼリーフライが名物です。

05.フライ

フライ写真 個人商店の佇まいの焼きそば屋「たじま」のフライ

鉄板で水溶き小麦粉を焼いた、具の無いお好み焼きとも言えるスローフード。

1925年に足袋工場で働く女性工員のおやつとして出されたのが始まりで、フライパンで焼いたことが名前の由来。(諸説あり)

お店によっては肉や海鮮の具材やキャベツを入れるところもあり、卵入りや焼きそばとのセットお店もあります。

【提供店一覧】 行田市観光ガイド フライ提供店マップ
【店舗分布】 行田市を中心に秩父鉄道沿線に50店舗ほど

加須市のグルメ

埼玉県北東部に工業団地を形成する加須(かぞ)市。

06.加須うどん

加須うどん写真 うどん屋「つるや」でごま汁に付けて食べる冷もりうどん

栽培が盛んな地元の小麦粉を使用した、加須の郷土料理に位置づけられるうどん。

加須市の不動ヶ岡不動尊總願寺の門前で参拝客に振る舞われたのが始まりと言われています。

手捏ね、足踏み、寝かせを多く行い、加水率の高さとコシの強さが特徴。もりうどんで提供するお店が多く、温、冷ともに用意されている傾向。

東松山市のグルメ

埼玉県の中央に位置する東松山市。

07.東松山やきとり

東松山やきとり写真 森林公園駅近くの焼き鳥屋「や平」の豚カシラと豚バラ

東松山では焼き鳥に豚肉を主として用いており、特に豚カシラを使用した焼き鳥を名物として焼き鳥屋さんが多い街となっています。

昭和30年代に加工肉食品として用いた豚肉の余った部位「豚カシラ」の活用法として、屋台で焼いて出したのが由来とされています。

餡タイプの味噌ダレを皿の端に盛って、焼き鳥に付けて食べるのも東松山流。かつてホルモン焼きに使用した辛味噌の名残とも言われます。

草加市のグルメ

埼玉県南東部にあり、東京都足立区と接する草加(そうか)市。市街地近くにある散策の名所「草加松原」があります。

08.草加せんべい

草加せんべい写真 草加せんべい専門店「高瀬煎餅店」の昔せんべい袋入り

うるち米を原料として、硬めでパリッとした食感を持つ煎餅(せんべい)。千葉県の野田と並ぶ醤油の醸造地ならではの名物です。

江戸時代に団子状の米を草加宿で販売したのが始まりと言われ、平坦にして焼くようになって今に至ります。

狭山市、入間市のグルメ

埼玉県南西部に位置する狭山(さやま)市。

09.狭山茶

狭山茶写真 入間市博物館ALITで無料試飲として提供される狭山茶

静岡茶、宇治茶と並ぶ日本三大茶のひとつ。

厚みある茶葉から得られるしっかりした味わいとコクが特徴で、昔から続く火入れ「狭山火入」により濃厚な甘みが得られます。

鎌倉時代から狭山丘陵で栽培が始まり、江戸時代には川越藩の領土の名産として「河越茶」とも呼ばれたとか。

飯能市のグルメ

西武池袋線とJR八高線が交わる埼玉西部の要所、飯能(はんのう)。

10.飯能すいーとん

飯能すいーとん写真 東飯能駅の蕎麦屋「せいたろう」の飯能すいーとん

古くから地産の米粉や小麦粉を使用して「すいとん」が食べられていた飯能。

かつて養蚕が盛んで繭玉を模した団子を飾る風習にもちなんで、新しく考案されたご当地グルメ。

飯能産の旬野菜を団子に詰めることと、飯能産のマカを練りこむのが条件。マカはペルー原産の植物で国内でも栽培は珍しい生薬です。

あんかけや鍋など店によって異なりますが、げんこつ大の団子状で出すお店が多いものです。

【提供店一覧】 埼玉B級グルメ本舗 店舗一覧
【店舗分布】 市内6店舗

日高市のグルメ

初秋に咲き誇る巾着田の曼珠沙華(彼岸花)が有名な日高(ひだか)市。八高線の高麗川駅も日高市に属しています。

11.高麗鍋(こまなべ)

高麗鍋写真 高麗川駅の手打ちうどん「はら」の高麗鍋うどん

600年代に唐と新羅に敗れた高句麗から多くの高句麗人が日本へ渡り、716年に高麗郡ができた歴史から中国朝鮮に関わりの深い高麗。

高麗郡建郡1300年にあたり、高麗神社イベント用に高麗神社や市内事業者が考案したのが高麗鍋で、日高市の新名物として定着しました。

キムチ、高麗人参、地場産野菜の使用が高麗鍋の条件となっており、居酒屋や日本料理の鍋モノとしてだけでなくうどんメニューも登場。

【提供店一覧】 日高市商工会 提供店一覧とマップ
【店舗分布】 日高市17店舗、飯能市1店舗

秩父市のグルメ

埼玉県の山奥、川下りの長瀞(ながとろ)が近くて春の芝桜も綺麗な秩父(ちちぶ)市。

12.くるみそば

くるみそば写真 秩父駅の北にある「やなぎや」のくるみ汁もりそば

秩父産のクルミをつけ汁に入れた「くるみ汁」で食べるのが特徴となる、秩父のそば。

擦ると香りが良いものの、実が大きくて手作業で擦るのに手間をかけて出来上がった汁です。

ゴマダレよりあっさりしてダシの香りも活き、綺麗な水による蕎麦も売りのひとつです。

まとめ

ベッドタウンを中心とした、うどんなどの小麦粉文化が色濃い埼玉県。

今回紹介した以外にもB級グルメなど色々な食べ物があります。

以上、埼玉県全般のご当地グルメ特集でした。

(初回投稿日:2017年8月20日 更新日:2017年9月24日)