旅を豊かなものにしてくれる、音楽。自動車でのドライブ中、電車での長距離移動中、歩き疲れて立ち寄ったカフェ、旅館でくつろぐひととき。色々なシーンで音楽を活用できる場面があるものです。

最近ではCDが主流ではなくなり、特にAndroidスマホユーザーの中には「どのような環境で音楽を管理し再生すればいいのか」で迷ってしまう人も多いと思います。(私だけ?)

今回はAndroidスマホにおける音楽再生プレイヤーアプリ「jetAudio Basic」を紹介し、旅行での様々な場面で活用できる当アプリ独自の機能も列挙していきます。

1.今回のアプリ「jetAudio Basic」を選定した理由

今回、OCTOBAさんの音楽プレイヤーまとめページを参考にして色々と試してみました。

旅行で活用するということで、ドライブ中などでも音楽停止や早送りを簡単にできるアプリを選定。もちろん長旅も考慮して「電池をあまり消費しない」ことも重視しつつ「直観的な操作で曲選択できる」という基礎部分も確認。

音楽再生アプリというのは玉石混交で使用に耐えないアプリが本当に多いもの。ピッタリくるものを試行錯誤で沢山試してみて、それこそ初音ミクプレイヤーなども試してみて、ようやく「jetAudio Basic」という無料アプリに辿り着きました。

2.使い方の概要

一般的な音楽再生アプリと基本的には同じ。PCを利用してMP3などの音楽ファイルをUSB接続やインターネット共有ドライブ経由でスマホのメモリ上に格納するか、MicroSDカードなど外付けのメモリカードをスマホに挿せればそれでもOK。

あとはアプリで自動的に音楽ファイルを探して表示してくれるので、聞きたい音楽を階層形式で探し出して再生ボタンを押すだけ。ちなみにPCがあることが前提で、スマホ上で音楽を購入して完結させる場合は別な音楽再生アプリのほうがいいでしょう。

3.このアプリの魅力!便利な機能紹介

さて、本題。当ソフトは使いやすい操作性だけでなく「ユーザー設定の豊富さ」が魅力で、かゆいところに手が届くアプリ。もともとPC系ソフトメーカーだったときの技術を活用したユーザビリティは圧巻の一言です。まずは、旅行で使うことを想定した機能を紹介していきましょう。

(1)本体を振っただけで次の曲に切り替わる

当アプリ独自の機能といえばコレ。なんと、スマホを振るだけで「次の曲を再生する」ことができます。

あらかじめ設定で機能を有効にしておくだけ。電源ボタンを押すことなくマラカスを振る感覚で本体をワンシェイクするだけで、次の曲を再生してくれます。

FMトランスミッターでスマホの曲をカーステレオで再生するときなど、運転中に画面を見ることなく曲を切り替えるのは便利。一方で歩行中などだと無用に反応してしまうため「音楽を聞きながら歩く」用途には向きません。

(2)アプリをタップしなくてもロック画面で一時停止できる

電源ボタンを短押しすると表示されるロック画面ですが、この状態で一時停止、前の曲、次の曲のボタンが表示されます。

ホーム画面に行くことなく曲の一時停止ができるので、突発的な出来事があっても即時で曲を止められるのは嬉しいところです。

まぁ大抵の音楽再生アプリで備わっている機能です。当アプリの場合は設定であらかじめ「ロック画面で表示」を選択しておけばロック画面に表示されます。

(3)イコライザー設定機能あり

イコライザーを使用して高音強調や低音強調などバランス調整ができます。高機能の位置付けにあるアプリという印象ですが、これで無料というのがスゴイ。

もちろんイコライザーは面倒であれば使用しなくてもOKで、デフォルト設定でも音質の良さを実感できます。裏側で聞き取りにくい楽器もしっかり存在感のある音として出ていますし、脈動感のある低音もなかなかGOOD。

便利機能としては以上のとおり。あとは基本的なスペック。

(4)電池をあまり消費しない

高機能なアプリということで電池消費が心配なところ。そこで実際にシャープのAquosPhone SHL23(電池容量3000mAh)を使用して「再起動直後、常駐アプリは基本停止」で測定。

結果は「使用開始から30分経過で1%消費、3時間経過で5%消費」でした。予想よりも省エネで感動。

通常利用でも動作に影響を与える感じもなく、常時音楽再生していても問題ないです。

(5)ワイヤレスのBluetooth接続がスムース

驚いたのが、使用する音楽再生アプリによってBluetooth接続開始のもたつき時間が変わってくるという点。あらかじめBluetooth接続をオンにした直後にアプリの再生ボタンを押すと、わずか1秒足らずで接続先で再生されます。

過去に他のアプリで再生したときには5秒以上かかる上に接続できない日もありました。音楽再生アプリによる影響とは断定できませんが、Bluetooth接続でもたつきがある場合は当アプリを試してみることをオススメします。

(6)ウィジェットの使いやすさ

Androidの音楽再生ソフトには大抵、横長サイズのウィジェットが用意されています。

当アプリは4×1のサイズ。もちろんホーム画面に設置できるウィジェットで、再生と一時停止、次の曲、前の曲を操作可能です。

曲名欄をタップすれば曲目一覧も出ます。背景画像の透過やシンプルデザインもGOOD。

(7)アーティスト一覧の見やすさ

どのアーティストの曲を聞こうか、と思って選ぶアーティスト一覧画面は見やすい。アルバム数と曲数が表示される点も嬉しいところ。

(8)前回使用した表示種類が自動で用いられる

大抵のアプリでは、アーティスト、曲名、ジャンル、といった表示種類を選べます。その際、起動時に毎回選択しないといけない糞アプリも多い中、当アプリは「前回選択したもの」がアプリ起動時に一発で表示されます。
一般的にアーティスト一覧を表示して「今日はどの歌手の曲を聞こうかな」と選ぶのが日課な人が多いでしょうから、この使い勝手は実に便利。

(9)タグ情報だけでなくフォルダ単位表示も可

mp3に場合はタグ情報でアーティスト分類や曲名表示などがされますが、タグ情報をうまく設定していないと変な分類がなされます。特に1つのCDアルバムからリッピングしても1曲だけ「featuringなんたら」という形で分離してしまうなんてこともありがち。
そんなとき、タグ情報で分類できない状態でもフォルダ階層で保存さえしておけばフォルダ操作と同じように聞きたいアルバムを選択できます。これ、大抵のアプリだと備わってない機能です。かなり嬉しい。

(10)ユーザー設定の充実度の高さ

例えばイヤホンジャック挿入時の動き、プレイヤーの見た目などの「細かいけれどあると便利」な設定もしっかり用意されています。フェードイン、フェードアウトなどの「機能充実」部分についても、不要であればオフにできるあたりもGOOD。

4.まとめ

以上のとおり、基本をしっかり押さえつつ多機能なアプリ。もともとPC系音楽再生プレイヤーソフトを制作していたアメリカ合衆国の会社の製品です。(それ以上は触れないほうがいいでしょう)

今回は無料版ながら充分な機能を持つBasicを紹介しましたが、さらに機能拡張や広告非表示など便利な500円前後の有料版「jetAudio」もあります。

他のアプリですとKENWOODのMusicControlあたりも良いですが、やはり今回のjetAudio Basicがダントツで使いやすいと思います。

FMトランスミッターと併用すればレンタカーでも有効活用できるので便利。折角のスマホですから、初期インストールされているアプリを何となく使用することは避けて、いいソフトを使うようにしましょう。

ちなみに、旅行で持っていく音楽は「その時に流行っている邦楽」をオススメします。いい思い出はその時代の音楽とともに記憶へと刻まれるものです。