特定の県やエリアに旅行するときに便利なのが、書店の国内旅行コーナーで大々的に並んでいる観光雑誌。5年くらい前までは「まっぷる」「るるぶ」の二枚看板だけだったように思いますが、最近は「ことりっぷ」などの小さめな雑誌も出ています。

そんな中で、最近の個人的なイチオシが「ぶらっと散歩コース」シリーズ。東京、名古屋、大阪、福岡など人口の集中する大都市を主に扱っているのですが、これがなかなか「かゆいところに手が届く」タイプの冊子なのです。

試しに「ぶらっと散歩コース」の福岡編を購入して旅行してみたのですが、福岡県でこんなに見所が沢山あるのかと感心しました。かつての石炭産業の遺跡が多く残る飯塚、直方、若松なども載っていますし、桜の名所の秋月、ハイキングできるカルストの平尾台など全28コースも。

地図情報もスタートとゴールを設定しており「どのルートで歩けばいいか」のモデルコースがしっかり記載されており、地図表記も実際に歩きながら使うとわかりやすく迷いにくいです。飲食店情報が最小限に留めてあり、宣伝ではなく観光にしっかり特化されている印象なのも嬉しい点。

地方であれば「まっぷる」でもひととおりの観光地が載っているのですが、こと大都市部で言うと例えば福岡県だとキャナルシティやマリノアシティなどショッピング施設などに紙面の大半を割いています。都民からすればこれでは「福岡って見るところが無い」ってなってしまうものです。「まっぷる」の発行元である昭文社もこれを理解しているようで、だからこそ細かい地方を特集した「ぶらっと散歩コース」を新たに作った感じがします。