500TypeEva

瀬戸内海の山陽、日本海の山陰。風光明美な海の風景を楽しめる観光列車が多いのが特徴の中国地方エリア。

岡山を基点とした列車も多い一方で、山陰には新たな観光列車が続々と登場しています。

今回は中国地方5県(岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県)の観光列車を紹介していきます。

岡山県の観光列車

まずは山陽本線の岡山駅を筆頭に、瀬戸内海や津山へと向かう列車たちを紹介します。

01.ラ・マル・ド・ボァ(JR宇野線など)

ラ・マル・ド・ボァ
出典 https://www.jr-odekake.net/

瀬戸内の山と海を走る、旅のトランクを意味する「La Malle de Bois」。

現代アート作家による車内はトランクを模した席や、アーティストの書籍が並ぶ本棚など美を意識した造り。

持ち込みの自転車を乗せることもできるため、岡山駅から曜日によって宇野、尾道、琴平(香川県)へ行きサイクリングを楽しむこともできます。

JRおでかけネット ラ・マル・ド・ボァ
【区間】 土曜 岡山-宇野 片道32.8km、日曜 岡山-尾道 片道78.4km、月曜 岡山-琴平 片道73.2km
【時間】 土曜 片道約60分、日曜 片道約1時間30分、月曜 片道約2時間
【料金】 大人 土曜1,350円、日曜2,300円、月曜2,310円など(指定席グリーン券含む)
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復

02.ノスタルジー(JR津山線)

みまさかノスタルジー写真 縁起の良い駅名のひとつ、亀甲駅近くの畑を走る列車

昭和30~40年代の気動車を再現した色合いに郷愁を感じさせる、観光列車ノスタルジー。

景色を楽しめるよう車内に工夫がある上に、青色シートと瓶ジュースの栓抜きもできる昭和らしさが溢れています。

かつては「みまさかノスタルジー」としてヘッドマーク付きでしたが、現在は快速ことぶきや普通列車として乗ることができます。

JRおでかけネット ノスタルジー
【区間】 岡山-津山 片道58.7km
【時間】 片道 約1時間6分
【料金】 大人 乗車券のみ 最大1,140円
【運行日】 通年 土曜日 1日3往復程度

03.桃太郎ラッピング列車(JR吉備線)

桃太郎ラッピング列車
出典 https://www.jr-odekake.net/

桃太郎線と呼ばれるJR吉備線の観光PRとして2016年3月に登場した、桃太郎ラッピングの列車。

キハ40系車両を使用。片側におとぎ話風の絵柄、もう片側には漫画家の出口竜正氏による作画が施された、1両で2つデザインを楽しめるデザインです。

車内には沿線の観光地として吉備津神社や鬼ノ城などの広告や観光マップで飾られており、観光地の案内放送も行われます。

JR西日本 桃太郎ラッピング列車
【区間】 岡山-総社 片道20.4km
【時間】 片道 約39分
【料金】 大人 乗車券のみ 最大410円
【運行日】 不明

04.ふるさとおこし号(JR山陽本線など)

ふるさとおこし号
出典 https://www.jr-odekake.net/

JR岡山支社が展開する旅のおたすけナビゲーター「吉備之国くまなく旅し隊」のゆるキャラ「くまなくたびにゃん」がラッピングされた列車。

車内には岡山の名所や名産の広告があり、美味しい食べ物の中づり広告など多彩。

初代のふるさとおこし1号から6号までは終了し、現在は平成31年末まで7~9号が順次運行されており色々な路線を走ります。

くまなく旅し隊 運行情報
【区間】 岡山-福山 片道58.3km、他
【時間】 片道 約58分
【料金】 大人 乗車券のみ 最大970円
【運行日】 不明

広島県の観光列車

こちらも瀬戸内海に沿って走る列車が人気の広島県の観光列車。

05.瀬戸内マリンビュー(JR呉線)

瀬戸内マリンビュー写真 駅ホームに停車中の瀬戸内マリンビューに海を感じる

広島から三原まで海沿いをゆったり走るJR呉線の観光列車。大和ミュージアムのある呉や、街並み保存地区を有する竹原などに停車します。

外観のヘッドに飾られるオール、そして客船を思わせる丸窓などクルージングをイメージした車両。

1号車指定席は広々としたソファ席で過ごすことができ、乗車券だけで楽しめる2号車自由席も車窓を楽しめる造りです。

JRおでかけネット 瀬戸内マリンビュー
【区間】 広島-三原 片道71.4km
【時間】 片道 約2時間28分~2時間38分
【料金】 大人 乗車券最大970円+1号車は座席指定券520円
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復

山口県の観光列車

山口駅や宇部などの山陽側、萩や長門などの山陰側、それぞれ海と山の景色を楽しめます。

06.○○のはなし(JR山陰本線など)

○○のはなし
出典 https://www.jr-odekake.net/

オーシャンブルーの海沿いを走る山陰本線に新登場の観光列車。

洋(太平洋)と和(日本海)をむすんだ海をイメージして、1号車を和風、2号車を洋風に彩った外観と内装が特徴。

萩(は)、長門(な)、下関(し)をむすんだルートを走り、幕末の長州藩など歴史と文化とともに予約制で特注のお弁当なども楽しめます。

JRおでかけネット ○○のはなし
【区間】 新下関-東萩 片道104.6km
【時間】 片道 約2時間58分~3時間26分
【料金】 大人 乗車券最大1,940円+座席指定券520円
【運行日】 通年 土日祝 1日1往復

07.SLやまぐち号(JR山口線)

SL地福ナイトフェスティバル号写真 クリスマス時期に山口線で限定走行されたC56のSL地福号

山陽の新山口駅と山陰の津和野駅を結ぶ、山間部の景色を楽しめる蒸気機関車。

通常は貴婦人の愛称で親しまれるC57が牽引するレトロ客車5両で、時期限定でC56のSL津和野稲成号が走ることもあります。

展望、欧風、明治、大正、昭和と5つのテーマで、各車両の内装を楽しむことができます。

SLやまぐち号
【区間】 新山口-津和野 片道62.9km
【時間】 約2時間10分
【料金】 大人 乗車1,140円+指定席520円
【運行日】 3~11月の土日祝など 1日1往復

08.清流ラッピング列車(錦川清流線+JR岩徳線)

錦川清流ラッピング列車 ひだまり号写真 南河内駅に入線する正月ヘッドマークのひだまり号

岩国駅から岩徳線を経て緑豊かな錦川清流線を走る、ラッピング列車。

清流と奏でる自然の風景をテーマとして、桜のピンク、森林のグリーン、蛍光のイエロー、清流のブルーの4種類が存在します。

錦川清流線 車両紹介
【区間】 岩国-錦町 片道38.3km
【時間】 約1時間4分~1時間6分
【料金】 大人 乗車券のみ 最大1,150円
【運行日】 通年 毎日 運行時間非公開

鳥取県-島根県の観光列車

09.あめつち(JR山陰本線)

あめつち
出典 https://minkara.carview.co.jp/userid/306119/blog/41735074/

2018年7月に登場した、山陰地方に多く伝わる神話をテーマにした観光列車。古事記の書き出しの文章とされる「天地」(あめつち)が列車名として採用されました。

山陰の空と海の紺碧(こんぺき)色をメインにして、たたら製鉄の日本刀の刃文と美しい山並みを表現した銀色の波模様がデザインされた外観。

事前予約で山陰の食材が豊富に詰まったお弁当や、地元牧場や老舗が手掛けるスイーツを食べることができます。

1号車と2号車には2人用と4人用のボックス席に加えて窓向きのカウンター席があり、3列の幅で余裕ある席配置となっています。

JRおでかけネット あめつち
【区間】 鳥取-出雲市 片道154.3km
【時間】 片道 約3時間47分~3時間55分
【料金】 大人 乗車券+グリーン券 全区間で4,540円
【運行日】 通年 土日月 1日1往復

中国地方横断の観光列車

10.ハローキティ新幹線(JR山陽新幹線)

500 TYPE EVA出典 http://densya-oyaji.seesaa.net/article/460272500.html

ハローキティのデザインと色合いをふんだんに使用して「リボンで地域をつなぐ」物語を持った、2018年6月30日運行開始のハローキティ新幹線。

前身のエヴァンゲリオン新幹線「500 TYPE EVA」と同じく500系新幹線を用いており、停車駅の多い新幹線こだまの位置づけで運行されています。

1号車「HELLO! PLAZA」では展示コーナー、映像コーナー、フォトスポットがあり、飲食も可能な休憩スペースもあります。

2号車「KAWAII! ROOM」は自由席で、床や窓だけでなくシートのヘッドカバーにもキティちゃんのデザインが配されたピンク色の空間。フォトスポットもあります。

ハローキティ新幹線 公式特設サイト
【区間】 新大阪-博多 片道622.3km
【時間】 約4時間9分~4時間33分
【料金】 大人 乗車券9,610円+自由席4,870円
【運行日】 通年 ほぼ毎日 1日1往復

まとめ

山陽本線、山陰本線を中心として観光列車が豊富な中国地方。普通列車を活用した車両が多いですが、ほのぼのとした見た目の列車が多いのが魅力的です。

以上、中国地方の観光列車特集でした。

(初回投稿日:2018年2月11日 更新日:2018年9月1日)