本日の焼酎レポートは、熊本県人吉市にある大和一酒造の焼酎「牧場の夢」です。日本で唯一の製法として特許を取得している、牛乳と温泉水を使用した焼酎。詳しく紹介していきましょう。

1.銘柄の情報

人吉市の中心街から離れた、温泉の湯気が立ち昇る小さな川沿いに佇む小規模の酒蔵「大和一酒造」。

温泉水を利用した焼酎造りを特徴としている酒蔵。温泉水仕込みの焼酎の中でも牛乳も原料として用いたのが今回の焼酎、牧場の夢(まきばのゆめ)です。

(ラベルから引用)
神秘なる地の底350メートルより湧き出ずる温泉水と良質の米。しぼりたての牛乳で造った風味豊かな天然のアルカリ性焼酎。

牛乳、温泉水、米を同時に発酵させて造り上げた日本唯一の焼酎。全工程でアルカリ温泉水を使用し、牛乳は地域の酪農家から集めた牛乳だそうです。

焼酎の入った化粧箱にも詳しい解説がなされています。

(化粧箱から引用)
吟醸酒を思わせるフルーティな香り、温泉水ならではのまろやかな口あたり、そしてすっきりとした喉ごし。

味のタイプとしては鳥飼(鳥飼酒造)や彩葉(深野酒造)と同じフレーバータイプに属するもの。日本酒の吟醸酒らしさを持った焼酎です。

2.気になる味は

開封時の豊かな香り。アルコールを基調とした香りはパイナップルを思わせるもので、強めの香りが鼻の奥までスッと通ります。

味もパイナップルの香りからくるツンとしたアルコールの味わいが出ています。透明で牛乳の感じは一切無いですが、牛乳由来のクセをほのかに感じる味わいです。

この牛乳のクセ、賛否出そうな気はします。減圧のピュアさは健在ですが、アルコールも少々強すぎに感じるところがあり酸味のような刺激も感じられます。

そして、苦味を少し感じるところも特徴のひとつ。これはアルカリ温泉水を由来としたものだと思います。

とはいえ、米焼酎由来の甘みが後から来ますし、飲み慣れてくると甘さを主体に感じられるようになってきます。

特徴ある焼酎であることは確かですし個人的にも好きな味ですが、値段相応の美味しさかというと少々難しいところ。銘柄独特のクセのある部分が良くも悪くもこの商品の特徴かもしれません。話題性の面では面白い一本と言えます。

何となくこの味わいにはクセのあるチーズが相性ピッタリという感じがします。

商品名称 牛乳焼酎 牧場の夢 原材料名 米(国産)、牛乳(熊本県産)、米麹(国産)
商品分類 本格焼酎 牛乳焼酎 蒸留方式 減圧蒸留
酒造名称 大和一酒造 度数 25%
酒造所在 熊本県人吉市下林町2144 容量 720ml