本日の焼酎レポートは、熊本県多良木町にある恒松酒造の球磨焼酎「かなた」です。飲みやすさを考慮したアルコール21度の華やかな一品。詳しく紹介していきましょう。

1.銘柄の情報

多良木町の東端、新鶴羽駅の近くにある恒松酒造。ベーシックな銘柄「球磨拳」という美味しくて地元の方が好む焼酎を作りつつ、女性をターゲットとした香りの良い焼酎として造られたのが今回紹介する「かなた」です。

(某通販サイトから引用)
特別な製造方法により、華やかな香りと爽やかな飲みやすさを持つ純米焼酎。1999年に熊本で発売されて、2002年度には30万本の大ヒット商品となりました。

21度というのは確か21世紀を意識したことが由来だったと思いますが、この焼酎の香りや飲みやすさを考慮した度数でもあります。

「一番神経を使うのが水」と称する酒蔵で、水量の豊富な田園地帯の地下80mからくみ上げた地下水を使用しているとのこと。美味しい水と杜氏の感性でバランスよく調整された21度の味わいです。

2.気になる味は

日本酒に近い香りを感じる焼酎。吟醸香を思わせるフルーティで減圧っぽいシャープさを持つ上品な香りは好印象です。

味わってみると、お米を食べたときのような甘さと味が舌の奥でふんわり立ち昇ります。フルーティな味わいと甘さが相乗効果を出している、そんなファーストインプレッションです。よく「お米の味」と称する焼酎は多いですが、本当にお米の味を実感できる焼酎として人に勧められるレベルまできています。

アルコールの突くような感じが無い味わいは21度ゆえかもしれないですが、しっかり味を整えている製品という性格を持ちつつもアルコールを含むお酒らしさを失っていないのが魅力。度数を少し下げてもしっかりとした焼酎らしさを保っているあたりが杜氏の腕前というところでしょうか。

後頭部へと抜けていくような華やかで高貴な味わいも独特。確かに減圧蒸留らしさが出ていますが、原料の良さを失っていないあたり見事な焼酎だと思います。球磨拳とはまったくアプローチが異なるタイプで、確かに「女性向け」として造られたのも頷ける飲みやすさの焼酎と言えます。

商品名称 かなた 原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
商品分類 本格焼酎 米焼酎 蒸留方式 減圧蒸留
酒造名称 恒松酒造 度数 21%
酒造所在 熊本県球磨郡多良木町 容量 720ml