本日の焼酎レポートは、熊本の焼酎の定番「白岳」を造る高橋酒造の中でも流通量が多い「白岳しろ」。熊本出身のコンビ「くりーむしちゅー」の「熊本では俺たちよりも売れています」というキャッチコピーが付いたこともある焼酎です。

1.銘柄の情報

熊本南部にある人吉、球磨(くま)地方で生産されている「球磨焼酎」の基準に沿った焼酎を造り続ける、高橋酒造の焼酎「白岳」。通常の「白岳」と今回紹介する「白岳しろ」の主な違いは、原料米と酵母の2点です。

(公式サイトから引用)原料米は「白岳」「しろ」どちらも加工用米(国内産)を使用しておりますが、特に「しろ」の場合は精白度の高い磨かれた米を使用しております。また、酵母につきましては「白岳」が熊本酵母(焼酎酵母)、「しろ」は自社で培養した酵母(自家培養酵母)を使っております。

白岳よりも白岳しろのほうが原料にこだわっているゆえ、白岳しろのほうが若干ですが値段が高い(価格は殆ど一緒ですが容量が違うため)です。精白度はいわゆる精米歩合のこと(表記法が違う)で、日本酒でよく出てくるキーワード。白岳しろのほうが米の外側を多く削って米の内側の旨みのある部分を多く使っていることになります。具体的な精米歩合は調べてみても記載されていませんでした。

2.気になる味は

前述のとおり白岳よりもこだわった原料とのことなのですが、個人的な感覚では白岳しろのほうが原料由来の味わい、コクが弱く、原料の臭みが抑えられているといった印象です。とはいえ、微々たるもので素人的には気づかないくらいの違いです。

飲んでみれば「減圧かな」と判別できる減圧蒸留ゆえのピュアさがありつつも、原料由来の甘みがふわりと舌にきます。この甘さゆえに「砂糖を使っていますか」という質問が多いらしく公式サイトQ&Aにも記載されているのですが、当然ながら原料表記のとおり使っていないことになります。

ストレートで飲んだときの舌のサイドにくる刺激が若干強い気もして、これは白岳シリーズすべてに共通する特徴な気がします。舌の先端にくるほのかな甘みと、トロッとしたまろやかさ。そして水と1対1で割るとこの甘みとまろやかさがいい方向へと変わり、特徴を維持しつつも飲みやすくなります。

個人的にはコストパフォーマンスを考えて、通常の白岳を買ってしまうと思います。飲み比べてみるのも面白いものです。

商品名称 白岳 しろ 原材料名 米、米麹
商品分類 本格焼酎 米焼酎 蒸留方式 減圧蒸留
酒造名称 高橋酒造 度数 25%
酒造所在 熊本県人吉市 容量 720ml